SSブログ

平成の修理を終えた白亜の姫路城 [旅行]

ご無沙汰しております。

突然ですが、先日リニューアルされた兵庫県姫路市の姫路城に行ってきました。
公式情報によると、我が国の誇る国宝姫路城は平成5年12月、奈良の法隆寺とともに、日本で初の世界文化遺産となったそうです。

姫路城は、
・その美的完成度が我が国の木造建築の最高の位置にあり、世界的にも他に類のない優れたものであること。
・17世紀初頭の城郭建築の最盛期に、天守群を中心に、櫓、門、土塀等の建造物や石垣、堀などの土木建築物が良好に保存され、防御に工夫した日本独自の城郭の構造を最もよく示した城であること。
などが評価され登録の運びとなりました。

観光案内によりますと、連立式天守をはじめとする独特の建築構造と白鷺城とも呼ばれる美しい形容、要塞として精巧な意匠と工夫の凝らされた巧みな機能、そして城全体がよく保存され、内曲輪の城郭建築がほぼ完全に当時の様式を伝える。
築城以来400年、この地に砦が築かれてからでは600年を超える歴史を刻み、未来への遺産として大切に受け継がれるべき姫路城。数多くの国宝、重要文化財をはじめ、姫路城を舞台に繰り広げられたドラマや伝説などを生んだ場所である。
とあります。

姫路城は平成21年に始まった、平成の修理といわれる大天守保存修理工事着工から今年平成27年3月27日にグランドオープンを迎えました。

私はあまり歴史にもお城にも詳しくないのですが、姫路城が別名を白鷺城といわれるほど美しいお城であることは記憶のどこかにあり、いつか行ってみたいと思う場所の一つでありました。

リニューアルから数カ月は経っていますが、天下の名城を拝見しに伺ったわけです。

まずは姫路駅からループバスでお城へ。
遠景に見えるお城は、その名の通り、どこまでも白く輝いてみえます。

コースには分かりやすく案内板が立ち、いたるところにご案内の方がいらっしゃいます。
お願いすればガイドをして下さる方もいらっしゃり、親切この上ないおもてなしです。
海外の方へも英語で案内をするガイドのかたがいらっしゃるようで、いたるところでお見かけしました。

お城はやはり、天守閣に登らせていただかねばと、急な階段を一歩一歩上へ上へと昇っていきます。
磨き上げられた階段はすべすべで、昔の人は、着物や袴で滑ったり、躓いたりしなかったのかと余計な心配をしてしまいます。
やはり上るより下る方が危ないのか、下りの階段にはしっかりと滑り止めが設置されておりました。
もちろん手すりは、昇降どちらの階段にもありました。

折しも天気は暑くも寒くもなくちょうどいいお日和。
風も適度に吹き抜けて、見学には最適の日だったように思います。

つかの間、遙か築城の時代の思いに浸りながら、結構な体力勝負の見学に集中してきました。
明日の命の儘ならぬならぬ世を生きた先人と、数百年の時を隔てて平和の世に見物に伺う私たちと、、、。

人間の幸せは、決してお金や名誉で計れるものではないと思います。
けれども、その人の生きた時代は幸せを左右する大きな因子の一つになるのではないかと、ふと感じた空間でありました。

お城見学で心地よい汗をかいた後は、名物のおでん、明石焼き、たこ飯、と美味しい食べ物もたくさんいただきました。

どこに居ても何からでも学び、感じ、楽しみを見出す(感謝込みで...) -- そんな余裕も必要なのかもしれませんね。



150602_114032.jpg


スポンサーリンク






nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。